流れ出した氷山はいったい誰のもの?
1991年に南極から流れ出し、南大西洋を漂っていた氷山の大きさは、じつに淡路島の12倍だった。
オホーツク海にたどりつく流氷とはスケールが違う。しかも南極の氷山はテーブル状をしており、まさに氷の大地といった趣だ。
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Bluehillies / Pixabay
最近はなんでも商売にするようだから、こんな氷山さえ商売の種にしようという輩もいるに違いない。
実際商売ではないが、アメリカが公海に浮かぶ氷山の上に氷上観測所を作っているという話もある。
では氷山を使用する際はどこに許可を求めればいいのだろうか?
じつは氷山は公海上にある無国籍船と同じ扱いになる。
つまり、どこの国のものでもないということだそうだ。